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Orange:16年〜

今期分の見落としですが終わりました。途中から失速するとの噂を聞いていたのですが、なかなか良かった。というか「私って少女漫画が大好きなんだ」と改めて思い知らされました。漫画読まないと言いつつですが。

最近のアニメに慣れ過ぎており、リアル自分も大人になってしまい。知らないでもいいことをいろいろ経験してしまい。18禁風味も厭わないブログですが、少し上品に、あんなことや、こんなこと‥くらいにしておきます。

そうですよねー。相手の気持ちが読めず、こんなこと言ったら嫌われるかもとか余計なこと考えて、大切な一言が言えずじまいだったり。「文化祭の後に二人で花火」とか当時なら言えんよね。絶対。ましてや手をつなぐなんて無理。無理。無理。㍉。

制服なんかも超ダサイ。そこがリアルでいいです。フリルの付いたスカートとかあり得ないわけで。いずれにしても須和君が超カッコイイです。まぁ、これは男性向けの逆バージョンで、女性の妄想の中だけに存在する男前でしょうけど。それはそれでいい。ほんと、今の汚れた自分が恥ずかしくなるようなアニメでした。

ただ、一般論としてのツッコミ所は満載でもあります。前半ベタ誉めしたのは、私的にはいいんですがってあたりを強調したくて。

まず、翔君の自殺を防ぐという1つのネタで延々やり過ぎです。失速の噂はそのあたりでしょう。中盤の運動会、文化祭で十分に彼は友人の暖かさを知り、自殺にまでは至らないという方が自然です。年末の「ケンカ」はちょっと違和感あります。

そもそも、みなさんどうです?「自分は無価値だ。死にたい」と考えるだけなら経験されたことあるんじゃないでしょうか。私もあります。でも、指をちょっと切っただけでも、あんなに痛い。リストカットとか正常な状態では無理なんじゃないでしょうか。

ただ、心の病は別です。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、少しだけ経験しています。あの時の私は自分であって自分ではない。今、考えると、心の動きが全く不可解で自分なのに理解不能です。なので「あり得る」と思うわけで、お母さん(能登さんでしたね)の方は分かるんです。でも、翔君はそこまでじゃないハズ。

ならば。ならば。運動会で翔君が足を挫くシーンがありますが「実は不治の病で」として彼がいなくなることは防げなかった‥みたいにすると泣けますけどね。てか、あれは伏線だと予想してたんだけど。いあ、個人的に須和君推しなので。ねぇ。あと現代アニメ風に面白くするなら「あの夏で待ってる(こちらも長野県です)」みたいに6人の想いを六角関係みたく複雑にするか。

それとね。これは言っちゃいけないのかもですが。「後悔をしないために人を救う」って、ちょっとどうかと。結局、「自分のために」ってことじゃないですか。菜穂ちゃんと須和君には子供がいる。もし菜穂ちゃんが翔君と結婚したら、あの子はいなかったことになります。それでいいの?? パラレルワールドでよしにするわけ?

私自身、利己的な人ですから、利他的な人に憧れてるだけなんですけどね。そういう部分も織り込めば面白くはなる気もするけど、少女漫画としてはこれくらいでいいのかな。かな。

あと細かい点ね。タイムマシン。物理の先生が解説するなら分かるのだけど。なぜに化学の先生? 相対性理論なら光速は超えられないと明確に言ってるし、ブラックホールだけでは時空移動は説明できず、そもそも手紙が原型を保ち通り抜けられるととは思えない。

高速で移動すると浦島太郎にはなれるんですけどね。てかですね。「実は私たちは仮想世界にいる」ってヤツならタイムマシンでも何でもOK。セーブポイントまで巻き戻せばいいんですからw。

もともと妙に理屈つけようとすることないのでは。ラブストーリーが主なわけですから、「不思議なポストを見つけた」みたいなファンタジィで十分な気がする。その方が全体の雰囲気にあってる。

ああ、そうそう。私の高校の思い出を。(17歳なのに過去形とか言うなw)中間、期末のテストってすごく難しかったのですよ。レベルを大学入試に合わせてるから。3年間で1回だけ満点とったのが化学でした。100点満点じゃなかったってオチ付きですけどね。

ついでながら気になったのが運動会の赤団、青団。赤組、白組は源平戦を意味するために嫌われるのかな。赤組、青組ならわかるんですが、長野は「団」なのかっ。

ということで、いろいろあるにせよ、少女漫画のそして昔の自分の原点を思い出させてくれる作品でした。

続いて少しだけ秋アニメ。最初は「ViVid Strike!」。4期以降から格闘技アニメになっちゃいましたが、なんとなくの空気感は懐かしい。キャラデザも初期のイメージを崩さず少し現代風にアレンジ。内容はどちらでもな感じの声優さんを聞くアニメかな。いきなり最初からネタバレ出す展開だし。

今回、かなり能登さんの出番が多いので癒しボイスは堪能させてもらっています。あと注目が、小倉唯さん×水瀬いのりさんの二枚看板で行っているところ。OP、EDをそれぞれが歌う形式は、かつての水樹奈々さん×田村ゆかりさんと同じ。

最近の若い声優さんは上手いけど個性が薄いと思っていました。「ごちうさ」観た後だっただけに、水瀬さんの特徴点把握。少しハスキーに抜ける感じがいいな。ああファンになりそう。ちなみに千和さんは少し鼻にかかる感じ、能登さんは柔らか〜い感じ。かな。
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by cahlan | 2016-10-02 15:09 | Anime

(c)ことみさん:空色マカロン


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