2017年 04月 22日 ( 1 )

えっ、もう一周ですか? 言い忘れていた「Room Mate」。うーーん。スタッフが「One Room」と同じなのですね。男性が妄想するところの理想の女の子を単純に、全く、単純にひっくり返しただけに見えました。

ツンデレ君?そんなのいらんから。女の子の妄想は男性とはかなり違うんじゃないかな。こんな恥ずかしいこと言えるかぁ~的なのとか。乙女ゲーをお勉強してやり直し。って、まだ続きがあるので分かりませんけど。

続いて「クロプラ」こと「クロックワーク・プラネット」。「すかすか」評価が高いのは単に私の好みの問題と思えてきた。いい感じです。RyuZUの毒舌も冴えている。今期、異世界4作の比較検討はレビュアーとして格好のテーマになってきた。

ということで私的本命「月がきれい」。3話でどんでん返し・・・当然、アリマセン!。とてもとてもピュアで新鮮でよいストーリーだと思うんですけどね。画竜点睛を欠くと言っていいでしょう。Line宣伝し過ぎ。直接会って言えない言葉を手紙やネットでという必然性もあるのだけれど、どうしてもコマーシャル観させられてる気になる。マジ興醒め。

「恋愛はチャンスではなく意思である」は太宰ですね。実は「チャンス」という作品は知りませんでした。お恥ずかしい。雑学王への道は遠いな><。。。

挿入歌で「初恋」が。「放課後の校庭を走る君がいた♪」という歌詞とシーンがマッチしていますし、男性の歌を女性ボーカル(東山奈央さんかな)というのもいい。が、少しベタな感じがした。クラシカルな洋楽が良かったなぁ~。「Scarborough Fair」みたく。

異世界ファンタジーじゃないので和曲でもいいんですけどね。タイトル的にジャズスタンダードの「fly me to the moon」とか。エヴァ臭するか。青春だとJanis Ian「at seventeen」とか。でも歌詞を読んで思うのだけど、国民性でしょうか洋楽は恋愛に対して直情的な気がします。

そこでブンガクです。坂口安吾の「恋愛論」。
>昔、キリシタンが初めて日本に渡来したころ、この愛という語で
>非常に苦労したという話がある。・・・

>日本の武士道では、不義はお家の御法度で、色恋というと、すぐ不義とくる。
>恋愛はよこしまなものにきめられていて・・・

>この訳語に困惑したので、苦心のあげくに発明したのが、大切という言葉だ。
>すなわち「神デウスのご大切」・・・

なるほど、そもそも婚姻は家と家が決めることで、恋愛は即不倫となったということでしょう。そういう歴史が醸成したことなのでしょうか。内に秘めたものを美化する傾向はありますね。で、夏目漱石です。「I Love you」を「我君を愛す」なんて直訳しても日本人に馴染まない「月がきれいですね」とでも訳しておけと言ったらしい。そう、日本人は相手の目を見て告白しないのだ。

それを踏まえて茜ちゃんが「月がきれい」と言ったのに小太郎君が告白で答える。ここで「No」と言われたら「だって君から告白してきたのに」というのは大人ストーリーですな。茶化してしまったけど名シーンです。沈黙は金。間合いがいい。ただちょっと早過ぎる展開です。はたしてどう進むのか。

ちなみに生物学的に見た告白は「君とHしたい」「いいわ。貴方の種なら丈夫な赤ちゃんが生めそう」みたいな。天岩戸を引くまでもなく原初の日本において恋愛はオープンなものだった。宗教やら儒教やらの影響と人の文化・知能が発達し過ぎて拗れたんじゃないかな。

想う相手が同性だったり既婚者だったりするとさらに苦しい。大人にとっての恋愛はもはや苦役でしかないと思う。本来苦いものを砂糖菓子に変えてしまえるのは、リアルを偽装したファンタジーだからなのかもしれないですね。

「月に吠える」は萩原朔太郎。タイトルのネーミングが安易なのは変わらず。で、写真なんですがお昼に行った喫茶店。昭和にタイムスリップしたようなお店です。昔、友人に教えてもらったのですが、奥まった店で行き方が分からなかった。偶に看板が目に入ったという。コーヒーを片手鍋で煮て出してくれます。本来、香りが飛ぶ行為なんですが、敢えて濃厚にすることを優先なのかな。



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by cahlan | 2017-04-22 08:00 | Anime | Comments(0)

(c)ことみさん:空色マカロン


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